RINKOKU
HOME RINKOKUとは 企業の皆様へ 学生の皆様へ 最新号/配信履歴 ご意見・ご感想 We are・・・
ホントはどうなの?!中国を知るための最強メールマガジン
メールマガジン
 ▼メールアドレス入力▼



*メールマガジンの配信は「まぐまぐ!」を使用しております。

free translator: for Chinese(中文) for Korean(韓文) for English(英文)
Copy these sentences and paste next homepage.
You can read these contents!Thank you very much!!

http://honyaku.yahoo.co.jp/

東洋輪胎(上海)貿易有限公司 総経理 山本正彦氏
http://www.toyo-tire.com.cn/index.aspx


<企業プロフィール>
東洋ゴム工業グループのタイヤ(TOYO TIRES)の中国販売本拠点として三菱商事株式会社との合弁で2002年11月に上海に設立。日本人スタッフ3人中国人スタッフ27人(2005年10月現在)。


−中国自動車業界の概要について教えてください。

2004年の自動車生産台数は507万500台(2003年比14.11%増)、販売台数は507万1,100台(同15.50%増)と初めて500万台を突破した。2004年は2003年と比べ生産および販売の増加幅が20%前後減少したが、2002年、2003年の増加率が異常な伸びであったことを考えると、むしろ2004年は通常の強い伸びに落ち着いたと言えます。2005年、自動車の総販売台数は564万台(前年比12%増)に達する予想で、2004年以降伸びが落ち着くとはいえ強い右肩上がりであることは事実です。


−御社の事業活動内容を教えてください。

PCR(乗用車ラジアルタイヤ)TBR(トラック・バスラジアルタイヤ)の両方ともREタイヤ(市販用タイヤ)のみの販売であり、OEタイヤ(新車装着タイヤ)は販売していません。ですから自動車メーカー様とのお取引は直接にはありませんが、REタイヤとして皆様にご使用いただいています。

日常の事業活動としては中国にある合弁工場の中国製タイヤ及び日本からの輸入タイヤを中国全土に販売するため各地域に代理店を設置し、弊社より一次卸しをおこなっています。このネットワークの維持のためにきめこまやかな営業活動と技術指導や検査等のアフターフォローが重要であると考えています。他方、中国という大市場にTOYOとしての存在感を粘り強く普及させてゆくため、日々の広告宣伝活動はもとより国際展示会等への出展も含めた情報発信を心掛けています。

いずれにしても、各地域の代理店とコミュニケーションを取りながら情報を集め、信頼関係を強化してゆくことが重要で実際に当地に赴き、時には議論し合い、時には酒を酌み交わしながらの人間らしい付き合いが求められます。

−これからの中国タイヤ市場についてどのようにお考えか教えてください。

高速道路が3万キロを超え、人々の所得が増大する中で、自動車への興味が多様化し、運転における価値観も快適さや生活面でのアメニティということが重視されるようになってきています。具体的にはPCR(乗用車ラジアルタイヤ)では高級車、SUV車、RV車等の他、チューニングによるインチアップ車などの高インチ、低扁平率タイヤがこれから普及すると考えられ、TBR(トラック・バスラジアルタイヤ)でも従来の耐荷重用から高速対応のタイヤが普及してくると考えられます。


−人民元の切り上げの影響はありますか?

弊社の事業内容は中国国内でのタイヤ販売でありますので、人民元の切り上げによる直接的な影響はほとんどありません。


−今後も順調に成長を続けると思われますか?またそれはどこの地域ですか?

2008年の北京オリンピック、2010年の上海万博など経済発展の基盤は継続しています。GDPを成長率で見ると中国は1992年に14.2%という高い成長率を記録した後、最近5年間でも8〜9%の高成長で、2003年が9.3%、2004年が9.5%成長となっており、反対に日本はマイナス成長からやっと立ち直った感じで、ここ最近では2000年の2.8%成長を最高としており、経済の勢いという点では中国がはるかに勝っているといえます。

今後も成長は持続し、日本のGDPを抜く日は近いと考えます。地域的には現在のGDP地域別分布表に沿った形になるでしょう。


−これまでの上海と今の上海の違い、これからの上海に期待することは何ですか?

上海は、14世紀〜17世紀の綿織物業、そして近代では国際的な金融、貿易、経済センターとして長江沿岸の経済をリードしています。今、日本には上海と比較できる都会は無いと言って良いでしょう。なぜなら、上海の高層ビルの数は日本の高層ビルの比ではなく発展が著しいからです。比較されるとしたら、上海浦東地区は正にニューヨークのマンハッタンに匹敵するのではと思います。その発展の過程で、中国の一人当り平均年間給与は上海が最高となり、個人として一番お金持ちの都市が上海となりました。

当然のようにモータリゼーションの波が上海にも押し寄せています。昨年9月からの上海F1グランプリ開催は正に世界に向けたアピールと言えます。今後は世界の中で上海初という情報発信が益々盛んになると期待しています。

−では最後に中国関係の仕事を希望する方へのメッセージをお願いします。

4千年、5千年と言われる悠久の歴史を持つ中国はとにかく雄大で懐が深い国です。この国をまず愛することが一番大切です。


−ありがとうございました。



東洋輪胎(上海)貿易有限公司 総経理 山本正彦氏
http://www.toyo-tire.com.cn/index.aspx


取材、執筆:城田 善盛

 
<編集後記>
「今、日本には上海と比較できる都市はないといって良いでしょう」私もこのように思います。発展のスピードは勿論、活気の違いが桁違いだと思うからです。山本さんのアドバイスとおり上海を愛しこの活気を自分のモノに。秘かな目標はいつの日かRINKOKUからインタビューされる側になること!!それまでは!?この上海を舞台にご活躍される素敵な方々にたくさんお会いしパワーを分けてもらいます。そしてそのパワーをありのままお伝えしていきます。どうぞこれからもお楽しみに!(ヨシモリ)


<しゃおりんの一言>
上海で生活している中国人はとても希望をもって生きていると感じます。大卒の初任給が2,000〜3,000元くらいの中で、彼らは1,000元以上する携帯電話を持ち、1杯50元以上するBARでお酒を飲みます。彼らの金銭感覚は「今は(お金が)なくても明日はあるさ!」という風にとても大らかです。中国から日本を見ていると、日本人は今お金があっても「明日はどうなるか分からない」といった不安の中で日々を過ごしているように感じます。この国民の勢いがいつまで続くかは別として、確かに経済を加速させている一つの要因だと思います。(小林)


<お知らせ>
BONdSファクトリーでは、一緒に「RINKOKU」を盛り上げてくれる仲間を募集します。
文章を書くのが得意なひと
中国の経済、経営に興味がある人
コミュニケーション能力に自信があり、アイデアに自信がある人
のいずれか
に該当する方を希望しています。

※毎週土曜日am10:00〜上海財経大学宿舎1号楼にて定例会を行なっています。飛び入り見学歓迎。
※2006年度の活動に向けての研修を開始いたします。活動内容の全てを伝授したいと思いますので、来期に活動を検討している方は定例会だけでもご参加ください。


TOPページのお問合わせ宛 に自己プロフィールを送信してください。
(大学名、氏名、連絡先、自己PR、留学期間など)
追ってご連絡させていただきます。
 

HOME RINKOKUとは 企業の皆様へ 学生の皆様へ 最新号/配信履歴 ご意見・ご感想 We are・・・
 このメールマガジンの解除はこちら>>>
 メールアドレス入力:
 

RINKOKUはリンクフリーです。リンクする際にご連絡も必要ありません。
掲載情報に興味のある方はどんどんリンクしてください。
※本メールマガジン掲載の写真・図版・記事等の許可なく無断で複写・転載することを禁じます。
copyright(c) 2005 BONdS Factory. All Rights Reserved.