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中国ネクストフォーカス社
http://www.chinalinet.com
米国ネクストフォーカス社
http://www.nextfocus.com
米国エアネクス・コミュニケーションズ社
http://www.airnex.com/

CEO(最高経営責任者)山地 繁氏


<前号のつづき>
−異文化のビジネスにおいて難しいのは人材の教育だとお聞きしますが、中国人スタッフと仕事をしていく上で何か困ったことなどはありますか?

中国ネクストフォーカス社は、見ていただいてわかりますように、5カ国からの人種が働くとても国際的な環境でスタッフが仕事をしています。そんな中、どこの国出身のスタッフだから特に困るということはありません。

ただ、私どもの本社がありますアメリカのスタッフに比べますと、中国人スタッフには自分自身がどうしたいのかを明確に把握していない人が多いように感じます。悠久の国営企業の歴史から突然といっていいほど急激な資本経済への移行で、親など身近な人たちの中に参考にできるモデルがいないため、資本主義のやり方に戸惑いを感じ、試行錯誤でやってる状況なのでしょう。

会社を見比べたり自分を売り込んだりすることに慣れておらず、入社後もその仕事が自分に合っているのか判断しにくいのだと思います。若い新入社員に多いのですが、就業時間中でも自分の仕事が終わると、本を読んだり、ネットサーフィンをしたり。また自分の仕事が終わっていなくとも、規定の就業時間が終わると我先に帰る。キャリアアップに向け一生懸命やるという感じがあまりありません。そのあたりは、アメリカや日本などで経験を積んだ社員が、「国際社会で活躍していくために」といったコンテクストで指導しています。


−今後上海へ進出しようと考えている日本企業へメッセージをお願いします。

中国で成功するには、企業の意思決定者の方が、自ら現地に赴いて行動するか、現地で指揮をとる人間に完全に任せるか、どちらかでないと難しいと考えます。あとは、中国という国と長い目で取り組む心構えを持って進出してほしいです。

一番失敗するのは、現地に赴いた人間に報告させ日本で決めるパターン。うまくいかないと、「中国側は何をやってるんだ」、「日本側は実態を理解してくれない」となる。上海に限らず海外でビジネスをするには、きちっとしたビジネスのローカリゼーションが必要だと考えます。

−留学生へメッセージをお願いします。

留学生のみなさんには留学の目的をしっかりと自分で掲げて、目的を達成するまでは帰国しないくらいの気持ちでやり遂げてもらいたいですね。中国語の勉強に限らず、やると決めたことには本気で取り組んで欲しいです。 明確な目的意識なく腰掛でやっていると、せっかく貴重な時間を費やしてもその後の人生において本当の意味でのプラスにはなりません。モラトリアム的な感覚は禁物です。留学を切り口に、何かを感じ取り、自分自身で人生の舵を取るべく明確な目標を打ちたてるのが良いでしょう。そうすることによって、きっとその後大きなアイディアへと膨らんでいくはずです。

また、一生懸命やる人間には、いい出会いがたくさん訪れます。自分の内外の資源造りをしていきながら人生の方向性を決めていく、留学期間をそんな大切な時期だと常に認識してください。


−日本にいる日本人の方へメッセージをお願いします。

真に個人の能力を試すことができる場所を見つけて、自分の力で物事を考え行動をしていく、個性ある、物真似ではない、自分なりの生き方を見つけていってほしいと思います。日本の場合、受験、就職、キャリアアップなどの人生の節目において、フレームワークから中身までが社会システムとして与えられてしまうので、競争主義に変わった中国の実態と比較するにつけ、どちらが共産主義の国なのかわからなくなることがあります。

結果、個人の力で道筋を創造したり、自分の頭で真剣に考えるといったチャンスが、日本では少ないと思います。社会システムはそれに乗っかるのではなく、利用すべきところは利用して、あとは、自分達の世代が改善して、新たに創っていくものだと考えていただきたい。日本人として日本を代表して中国人に挑戦状を叩きつけるくらいの気持ちで何事にもチャレンジしてほしいです。


−日中関係の悪化が話題になっていますが、それについてどうお考えになりますか?

日中間の政治的問題が騒がれていますが、国と国が世界共存するのに政治的駆け引きは当然なのではないでしょうか。他国に自国の内政干渉をさせないというアピールをし、社会の役割をこなすことも時には必要だと思います。ですので、我々一般市民が国家レベルの問題についてとやかく批判するのではなく、もっと国際的な国民レベルでの幅広い交流をしていくべきです。

メディアによる情報が多いせいか、様々な面において中国人を誤解している日本人も多いと思います。とにかく自分自身の目で見て感じることが必要ですね。


−それでは最後に一言お願いします。

今後、我が社は“心の国際化”をもっと直接推進していけるよう事業を展開していきたいと考えています。誰もが活躍でき、幸せになれる国際社会を作り出したいと願っています。
みなさん、明るい未来に向かって一緒に国際社会を作っていきましょう!


―ありがとうございました。

中国ネクストフォーカス社
http://www.chinalinet.com
米国ネクストフォーカス社
http://www.nextfocus.com
米国エアネクス・コミュニケーションズ社
http://www.airnex.com/

CEO(最高経営責任者)山地 繁氏


取材:小林 直樹
執筆:沼田 夏美
同行:沼田 夏美 宮田 正規 高松 俊


<編集後記>
「一生懸命やる人間には、いい出会いがたくさん訪れる」というお言葉どおり、私もRINKOKUの活動を通して素晴らしい仲間に出会うことができました。個性的な仲間たちに日々刺激を与えられながら、自分も負けないように頑張っています。この留学が自分にとって本当に意味のあるものにするために、行動しながら自分なりの人生の方向性を見い出し、幸せなライフワークを送っていきたいです。(夏美)


<しゃおりんの一言>
山地社長の「慈善事業としてやるのではなく、収益事業としてお金儲けに繋がるということを実証していかなければ、次の世代に繋がっていかない」という言葉のとおり、本当に良いもの(必要なもの)ならば続けなければもったいないですよね。RINKOKUも次の世代に繋げるために、皆と一緒にいろいろ考えながら前進していきたいと思います!(小林)


<お知らせ>
BONdSファクトリーでは、一緒に『RINKOKU』を盛り上げてくれる仲間を募集します。

A.文章を書くのが得意な人
B.経済・経営に興味があり、目標がある人
C.世話好きで、とにかく皆を楽しくさせる人

のいずれか
に該当する方を希望しています。

※毎週土曜日am10:00〜上海財経大学宿舎1号楼にて定例会を行なっています。飛び入り見学歓迎。
※2006年度の活動に向けての研修を開始いたします。活動内容の全てを伝授したいと思いますので、来期に活動を検討している方は定例会だけでもご参加ください。


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追ってご連絡させていただきます。
 

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