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Tatami Bar &
Gallery
戸口 武士 オーナー
<今回の企業>
上海市街地のとあるBar街にひっそりと軒を連ねる「Tatami Bar & Gallery」。和をコンセプトにしていて、入り口を入ると通路の両脇に座敷席が並んでいる。店内は落ち着いた雰囲気で、座敷で寝てしまう客も少なくないとか。そんなTatamiのオーナー戸口氏にお話をうかがった。
―まずは戸口さんの経歴と、Barオープンまでの経緯を教えてください。
大阪生まれで、高校時代を北海道で過ごしました。京都にある大学に入学して、3年生のときに西安に1年間留学しました。大学の単位が全て取り終わり、4年生の12月(2004年)から上海に来て1年弱フリーペーパーの会社で働いていました。上海では本業のほかにも、遊び感覚でいくつか副業をしており、そのひとつで2005年11月に「Tatami
Bar & Gallery」をオープンし、現在に至ります。
―Barを始めたきっかけはなんですか?
もともとBarを経営するつもりはありませんでした。僕がやりたかったのは、国籍を問わずたくさんの人と会っていろんな話をすることでした。あるとき、みんなが楽になれる場所ってどこだろうと考えたら、CafeとかBarだと思いました。お酒を飲んだら楽しくなるじゃないですか。夢を語るときも、愚痴を言うときも、ほとんどがお酒の場ですよね。それで、自分でBarをやるのも面白いと思ったのがきっかけです。
―なぜ和をコンセプトにしたのですか?
和をコンセプトにした理由は、僕が日本人で日本が好きだからです。僕がやりたいことは、日本人として誇りを持って、日本を世界の人たちに伝えることです。僕がその辺のBarで日本について語っても伝えることはできますが、畳など日本のものが実際にあったほうが、もっと深く伝えられますよね。
―お客さんの反応はいかがですか?
いいですよ。僕が一番嬉しいのは、外国人のお客様が「日本いいね」と言っているのを聞くことや、畳に感激している姿を見ることです。客層は、日本人が経営しているので、日本人のお客様が多いんですよ。週末はお客様の6〜7割が日本人です。最近は欧米のお客様も増えてきていて全体の3~4割くらいです。中国人のお客様は、特に宣伝をしていないので1割もいないと思います。人種を問わず、Tatamiが好きで来てくださる方がたくさんいるのはとても嬉しいことです。
―畳は上海でも手に入るのですか?
簡単に手に入ります。畳を輸入している業者もいますし、福建省のほうでは生産もしています。中国はもともと、原料であるイグサを日本に輸出していましたからね。最近では、中国人にも畳が受けてきていて、畳自体がビジネスになりつつあります。だから、当店にある畳に値札を貼ろうと思っています(笑)。
―メニューにはどういったものがありますか?
日本酒・焼酎・カクテルなど、いたって普通のメニューです。ただ、あまり専門的なカクテルは置いていません。TatamiはBarとして売りだしているわけではなく、みんなで楽しくくつろげる場所・語れる場所を目指しているからです。だから、Barとして来てくださったお客様は、少し残念に思われるかもしれません。でも僕は、安心してくつろげる場所として、Tatamiに来ていただけるのが一番いいと思っています。食事に関しては、パーティなどを受け付けているほかに、前日までにご予約のお客様に限って、食事を提供しています。そして今の売りはなんと言ってもラーメンです。
―おすすめのお酒はなんですか?
今おすすめしているのは、ピナコラーダと言って、ココナッツミルクを使ったお酒です。とても飲みやすいので、お酒を飲めない女の子にも喜んでもらえていると思います。また、欧米系のお客様には日本酒が人気です。あとは、日本人の習慣としてジントニックが人気です。ほとんどのカクテルメニューはジントニックが一番上にあるんですよ。みんな下がわからないから、「とりあえずビール」、みたいな感覚でジントニックを選ぶんです。でも、どんなお酒か解らずに飲むのって、なんか悲しいじゃないですか。それを解決しようと思って、Tatamiではカクテル1個ずつに説明を入れていきたいと思います。そのほかにはお客様の要望に応える形で、オリジナルカクテルを作るときもあります。
―リピーターを増やす努力はありますか?
スタッフにちゃんと接客してもらうことです。例えば、お店の中で出来る掃除など当たり前のことを、きちんとやってもらうようにしています。Tatamiのスタッフは、僕以外全員中国人です。
―日本では当たり前でも、中国だとそうでないことも多いですよね?
確かにそういう常識の違いみたいなものはありますが、きちんと話せば解ってもらえます。中国の方は自己中心的なところがあるようで、自分がサービスを受けるときはしっかり、サービスを提供するときは適当という人をよく見かけます。ですから、「自分が頼んだものが全然来なかったり、店員を呼んでも無反応だったら怒るでしょ?」という風に、彼らに客の視点に立って考えてもらうように指導しています。あとは、高級なBarとかに連れて行って、そこの店員がどんなサービスをしているかを見せて、彼ら自身に良し悪しを判断してもらっています。つまり、彼ら自身がそのサービスを受けてよかったと思ったらそれをまねすればいい、よかったと思わなければまねしなくていいと言っています。
―よく日中関係が悪いと報道されていますがどう思いますか?
旅行とかをして、自分の目で見て判断するのがいいと思います。報道とかで、いろいろ難しいことを言っていますが、僕ら庶民にはほとんど関係ないですよね。関係ないからといってまったく何も知らないのは問題ですが、何が出来るかといったら、自分たちの目で見て理解したことを、自分たちで対話して思ったことを伝え合うことだと思います。そして、みんな堂々と自分の身分を言って、心から笑いあえたら最高ですよね。
―今後の夢はなんですか?
たくさんあるので、全部語ったら朝までかかっちゃいますよ(笑)。一番わかりやすいのだと、アジアの全ての教科書に自分の名前を残すことですね。それも生きているうちに、平和に貢献した人として。最低でも日本・中国・韓国の教科書には載りたいですね。後は、Neo
Asiaの概念を達成することです。
―Neo Asiaについて詳しく教えてください。
Neo Asiaとは僕の造語で、「同じ世界の、特に同じアジアの人達が心から笑い合い、新しいアジアを協力して創り上げていく」というコンセプトです。きっかけは2つあって、1つは、高校を卒業したての18歳の頃、台湾へ旅行に行ったことです。当時中国語は出来ませんでしたが、台湾の人が日本のことをどう思っているか知りたかったので、遊びも兼ねて行って来ました。そして、たまたま泊まったホテルの前で日本語が出来る老人と知り合って、2日くらいずっとしゃべっていました。この老人との出会いが、僕のターニングポイントなんです。台湾に行くまでは、台湾が親日だとは知らなかったので、カルチャーショックを受けました。自分が考えていることと彼らの考えていることの違い、自分が勉強した歴史との違いなどを感じました。現地の人と直接話したことがきっかけで、自分が見ている世界がすごく狭いと思いました。もう1つは、西安への留学を終えて帰るときの出来事です。最後の別れのとき、中国人や韓国人の友人に「武士は国籍関係なしで友達だよね」と言われたんです。とても嬉しかったですよ。そして、こういう友達の輪を広げていきたいという思いが、Neo
Asiaに繋がっています。
―最後に留学生へアドバイスをお願いします。
自分が何をしたいか、目的は何なのか、ということをはっきりさせることが大切です。目的意識をしっかり持っていれば、自分の信念が揺るがないし、自分に自信が持てると思います。
目的がない人は、自分で探すしかありません。自分が人生をかけてやりたいことがわかる人なんて、ほとんどいないと思います。だから、自分は今何がしたいのか、何をしているときが楽しいのか、といった簡単なものから1個ずつ自分で自分に聞いていくと、そのうち答えが出てくるのではないでしょうか。最後の答えなんて、まだ求める必要はないと思います。
それから、時間を守ること。時間は秒単位できっちり計れるし、誰でもわかります。小学生でも5分前に集合と伝えれば集まることができます。時間を守らないと、いい加減な人だと思われてしまうので、信頼を得るためにも大切にしたほうがいいでしょう。あとは、友達や仲間を大切にすること。そして、今ここにしかないものを最大限に楽しんだらいいと思います。
―ありがとうございました。
Tatami Bar & Gallery
住所:上海市永嘉路21号
電話番号:021-6474-2732
営業時間:pm8:00~am2:00
オーナー:戸口 武士
取材:秋貞創一
執筆:嶋田恒平
同行:永泉衣梨・榎本幸大郎・河合由美子
<編集後記>
取材の際、面白いエピソードをたくさん聞くことができたのですが、文章にするのが難しく、そのほとんどを記事に載せることが出来ませんでした。勉強不足ですね。どんなエピソードか知りたい方は、Tatamiに足を運んでオーナーと世間話してみてください。(恒平)
海外にいると自分が日本人であることを強く感じさせられます。また、日本のすばらしさがたくさん見えてきます。自分が日本人であることを誇りに思い、堂々と他国の人と交流したいと思います。そして、日本の良いところをどんどん他の国に伝えたいです。(幸大郎)
<お知らせ>
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