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上海Foresight Biz.Consulting
董事総経理 志水 勇一 氏
<今回の企業>
「私はあくまでも現場派です」と語るのは上海フォアサイトの総経理の志水勇一氏。長年の中国滞在で培われた「中国ビジネスの現場」という視点から、中小企業へ向けたこれまでにない新しい人事制度の確立や、専門性を活かした日中ビジネス間のトラブルサポートまで幅広く対応する。
―ご自身の経歴と会社設立に至るまでの経緯を教えてください。
以前勤めていた化学製品の専門商社が上海に駐在員事務所を立ち上げたのをきっかけに、1993年、駐在員として上海へ派遣されました。中国での駐在期間を終え、日本へ帰任する際に「新しいことにチャレンジしたい」と思い、2003年6月にコンサルタント会社へ入社しました。そこでは副総経理として、主に日系企業のルール整備、給料システムの導入支援などの人事労務コンサルティング、各種トラブルサポート、進出支援などの仕事を請け負っていました。
その後、その会社を退社し、それまでの商社時代や日本と中国の合弁企業の設立・運営で得た経験と専門性を活かし、日系企業へ向けて日中間のビジネス支援を目的とした上海フォアサイトを2005年12月に設立しました。
―御社の業務内容を教えてください。
日系企業のトラブルサポートを主な業務としており、自社の従業員、中国側パートナー、政府機関、取引先との間に生じるトラブルなど、多様な問題の未然防止から解決までトータルに対応しています。現在のところ社員は私1人ですが、必要に応じて専門家に業務を委託することもあります。その他に、人事労務問題サポートや債権回収、人事評価制度や給料システム導入支援、社内ルール整備などもしています。
―日系企業での労務トラブルはどのようなものがありますか?
日本人経営者と中国人幹部との衝突がよくあるパターンです。中国人側に非があるのではなく、日本人側に問題がある方が多いと思います。原因は、中国人とのコミュニケーション不足から起こる信頼関係の悪化や、日本企業側の管理不足、中国の法律・政策への理解不足が挙げられます。資本は日本側にありますが、あくまでも海外の独立した会社だという日本企業側の強い自覚と行動が求められます。
―その他、政府機関や取引先とのトラブルについても教えてください。
政府間とのトラブルが起こった場合は、どうしても日本人が対応できる範囲は限られるので、外部の専門知識のある中国人に依頼して、政府と詰めた交渉をしてもらいます。また、多くの日系企業は中国企業との取引で代金回収に苦労しています。中国企業の財務担当者は「支払いを期日よりどれだけ遅く支払うか」で能力が問われます。日本のビジネス社会なら信用を失いかねませんが、中国にはこのようなビジネス習慣の違いもあるのです。
―では人事制度の導入について教えてください。
一般的に、日本の大手企業が人事制度を導入するには1千万〜2千万円ほどの資金が必要です。また、評価基準が細かく複雑なため、取り入れても時間・手間・コストがかかります。そこで、私は中小企業が導入しやすい金額で、かつシンプルな評価制度を提案しています。通常は5段階評価が多いですが、役割を与えて「それが果たせたか、果たせなかったか」の2段階評価にすれば、評価する側の負担も少なくでき、納得性も得やすくなります。
―日本と中国の人事制度ではどのような違いがありますか?
日本では年功序列型賃金制です。これまで長くこの制度でやってきているので、やはり一気に制度を変えることは難しいですね。その点、中国にある日系企業は歴史が浅いので、新しい制度を導入しやすいです。私が提案するのは、年齢に沿って昇給するのではなく、役割に対して給料を支払う「役割型賃金制」です。まずは大まかなものさしを作ることが必要です。ものさしを作ったら、ものさしだけに頼らず、あいまいでもいいので総経理の評価を入れます。例えば、「業務態度が良い」などです。人が人を評価することも大切です。その単純化された評価制度は、年末のボーナスのときに報酬に反映させれば、給料システムとしてパターン化もできます。
一方、中国の中小企業が取り入れている人事制度は、減点主義で罰金を取ることが多いです。これは良くない方法ですね。罰金主義にすれば社員がミスを隠しかねませんし、社員のモチベーションも上がりません。プラスの評価は欠かせません。人を動かすには、「いかに良い評価をしてあげるか」が大切だと思います。
―これまで長年中国に滞在されていますが、中国へ進出する日系企業の動向をどのようにお考えですか?
日本企業にとって中国の存在はますます重要になっており、以前よりも本腰を入れて中国に投資をする日系会社が増えてきました。私が中国へ来た当時は、中国語を勉強している人が少なかったため、中国語が話せるという理由で派遣されていました。しかし、現在は中国語の能力よりも、経営をする上でマネジメント能力のある人材を中国に送りこんできています。その点でも、以前に比べ、中国進出に対する力の入れ具合が変化してきていると思います。
―では、これからの中国経済の動向についてどのようにお考えですか。
海外と接触の多い中国企業に対する信頼度は高まりつつあるので、いろんな分野で中国が欧米や日本に追いつくのはそう遠くないと思います。ただ、外資に頼っている要素が多いので、もし地域間の格差が引き金となって政権への影響が及べば、その時は中国経済が一時停滞するかもしれませんね。
―上海フォアサイトの今後について教えてください。
当面は日系の中小企業が健全に発展できるようなサービスを目指し、それに見合うコンサルティングをしていきたいです。トラブルサポートでは、問題を未然に防ぐことでお役に立てればと思います。納得性が得られやすく、社員のモチベーションを引き出せる人事評価制度・給料システムのルール作りを提案していきたいです。
その次に、中国の中小企業向けに現場改善のコンサルティングもしていきたいです。なぜかというと、中国の製造業で一番弱い部分とされる現場管理に着目したのです。具体的には生産管理や品質管理を行うのですが、中国の工場で交渉し、きちんと管理ができている工場なのかを見極めることが大切になります。
しかし、これを実行するには資金と専門的な知識や経験があるパートナーの協力が必要です。「2007年問題」とされているように、日本の高度経済成長と共にこれまで現場で活躍してこられた現場のプロ達が定年退職される時代に入ります。「日本の製造業は世界一」という評価を築き上げてきた方々の能力や経験を活かして、タイミングを見ながら、進めていければと思っています。
―中国人とコミュニケーションをする上で心がけていることはありますか?
「相手が中国人だから」という特別な意識を持たないことですね。合弁企業によくあるパターンで、中国人だからと遠慮したり、高圧的な態度に出たりしてトラブルにつながるケースが多いです。また、日本人同士だと察することはあっても、外国人なので思ったことは言わなければ伝わりません。最初から腹を割って話すことが、信頼関係を築く上で大切です。
―中国語を上達させるコツがあれば教えてください。
私は大学で中国文学専攻だったので、学生時代に文法や読解はよく勉強していました。語学を勉強する上で大切なのは「暗記・根気・年紀」ですね。たくさんパターンを暗記して根気よくやれば、時間とともに会話力も上がっていくと思います。大学時代は中国語の同好会に入っていたので、昼休みには徹底的に発音の練習をしていました。当時は中国語を学ぶ人が珍しかったため、アルバイトとして通訳にかり出されたこともありました。通訳にはセンスが必要だと思いますね。日本語・中国語をそれぞれ完璧に話せても、翻訳するには言葉を置き換える能力と、言葉の微妙な使い分けをするセンスが必要です。
―これから中国で起業される方へ向けてアドバイスをお願いします。
例え日本で基盤があっても、新しく一から会社を起こすには相当なエネルギーが必要なので、覚悟が必要です。また、資本は100%日本側にあっても、日本の会社だと思うのではなく、「中国で中国人と共にビジネスをしている感覚」を忘れないでおくことが大切です。
―ありがとうございました。
上海Foresight Biz.Consulting
董事総経理:志水勇一
住所:中国上海市中山西路1919号北科大厦B座406室
電話番号:021-6113-1390
FAX:021-6115-9246
取材:山下 善史
執筆:角田 倫子
同行:榎本 幸大郎
<編集後記>
中国人とのコミュニケーションについてのアドバイスが興味深いと感じました。日本人と同じように接したために失敗することも多いですが、逆に「中国人は日本人と違う」と意識しすぎて上手くいかないケースも多いとのこと。私も中国に来る前は、日本人と中国人の違いについての本をたくさん読んだものです。しかし、実際に話してみると「あまり日本人と変わらないな」と思いました。他人の体験談から先入観を作ってしまうのではなく、自分で体験してみるのが大切ですね。(山下)
中国人とのビジネス習慣の違いや、コミュニケーション不足からくる様々な誤解が、ビジネスでは大きなトラブルに発展しやすいと今回分かりました。志水氏のように、現場で多くの中国人と接して、彼らの性質、文化を理解しようとする姿勢が、中国でビジネスを成功させる、またそこで働く現地の人とより良い信頼関係を築くための第一歩だと感じました。(角田)
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