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Jスタンダード
上海捷司拓汽車維修有限公司
総経理 大石恭士氏


<今回の企業>
今年4月にオープンしたばかりの「Jスタンダード」は、車の修理工場が密集する上海閔行区航南路の一角に店舗を構えている。店舗は主に黄色で彩られ、よく目立っている。
今回は、車修理を営業するかたわら車情報の発信源になりたいという、Jスタンダードの大石恭士総経理にお話を伺った。


―まず、大石さんの経歴を簡単に紹介していただけますか?


中国に来る前は、日本でカーショップとレーシングスクールを営業していました。アジアのモータースポーツの発展に貢献するため、中国上海で色々模索しているとき、ちょうど知り合いから今の店長である大石を紹介されました。その後、中国のモータースポーツのマーケットや中国そのものを知ろうということで、2人でJスタンダードを立ち上げました。


―なるほど。日本を飛び出し、新しい本拠地として中国を選んだ理由は何ですか?

もともと、モータースポーツ界の発展に貢献することが私の夢なのですが、日本では市場が飽和化してしまっています。日本の場合そういった成熟市場ではブーム現象で終わってしまう場合が多いため、マーケティングをしても効果はあまり期待できません。やはり利幅が大きくないと面白くないですよね。ですので、2年前から次の拠点選びとして中国、韓国など東アジア各地の調査をしていました。韓国人の印象としては、国民のプライドが高く素直ではない反面、中国人は日本人の知識を吸収しようとしてくれます。ですので、仕事する上では中国のほうがしやすいと感じました。タイは観光地色が強く、日本のビジネスレベルまで上げるのは、個人レベルでは厳しいなと感じました。それに暑くてなにもできません(笑)。


―そうですか。ここ上海の航南路は同業者が多いので競争が激しいと思われますが、どういうメリットがあってこの立地を選んだのですか?

中国の街工場はどこでも同業者で固まっています。それは、修理時に同業者間で部品の貸し借りができるため、余分な在庫をする必要がなく経費削減ができるからです。この場所も同じで、車修理に使う溶接道具、不足部品などは全て近所から手に入ります。まさに「車の総合病院」といえる場所で、車ユーザーもここに来れば安心です。


―では、簡単に御社のサービス内容を紹介してください。

主に車・バイクの修理と、車関連の商品の販売です。日本の修理工場と同じレベルでサービスを提供しています。販売している商品は、自社で取り扱っているわけではなく、カタログや雑誌で紹介されている商品を関税がかかっても必要である方を対象に、注文があれば日本から取り寄せる形をとっています。


―日本と中国の「車」事情を紹介していただけますか?

まず、中国人は自転車感覚で車に乗っています。自転車マナーが良くないので自動車のマナーもよくないです。車は命を預ける乗り物だという認識がありません。自分で針金でとめてみたり、オイルの交換もしない。知識が無いんですね。教えるところも無いようです。日本ですと車のディーラーの方が工場よりもしっかりしてるイメージがあります。
車の交通事故が頻繁にが報道されていますが、実はその交通事故の原因の大半が整備不良なのです。こちらでは車検システムが簡易なので、コネをつかって車検終了という場合もあります。ですから、それがモータースポーツで行われると人命に関わります。知識、技術なしではモータースポーツは成り立ちません。
メンテナンスをしていない車が危篤状態で弊社にくることが多いのですが、このような車を直すのは時間がかかるわりには工賃が安いのです。ですが、これがディーラーに知識を教えるいい機会となっています。正直に真面目に話せば「なるほど」とわかってくれます。また、今まで色々な車を修理してきましたが、アメリカ、ヨーロッパ車よりも日本車が世界一整備しやすい作りになっていると思います。


―交通事故の多くは整備不良が原因であるというということですが、その意識を改善するためにしている努力は何ですか?

日本には業界雑誌などがあり、ディーラーでも知識を得る環境があるのですが、中国にはそういう雑誌などの情報源が少ないです。ですので、一つ部品を直すにしても、ディーラーにどうしてそういう風にして直す必要があるんだという疑問をもたれます。その部分を納得してもらため、一から道理を説明しています。言葉のコミュニケーションではなく、そういった知識や情報量の差を埋める作業に苦労していますね。


―ところで、中国には整備士を育てる教育機関はないのですか?

整備士学校はあります。学校でも一応教わっているらしいのですが、現場では全く違います。例えばラジエーターの中の冷却水を交換するとします。彼らは抜いて入れるだけなのですが、そうすると入れた後その中の空気を全て出さないと水温が高くなり不具合が発生するのです。弊社では社員に、そういった道理を一から教えています。特に多少経験のある人間に教えるのが大変で、彼らにとっては今まで学んできたことが否定されることになるので機嫌が悪くなってしまいます。お客さんにも同じことがいえます。しかし、解ってもらえると「日本人はここまで考えているのか」と評価してもらえています。


―整備の問題だけでなく、中国人の荒い運転も頻繁に事故を引き起こしている原因だと考えられますが、大石さんが上海で運転するときはどういったことを心がけていますか?

私も慣れるのに苦労しました。日本人の感覚としては中国人は荒い運転をするのでとても怖いと思います。日本人は周りに気を使いすぎて、躊躇することが多いのですが、ここ中国では、それがすごく危険だと認識しなければなりません。アイコンタクトやクラクションで合図し道を譲りあいますが、中国ではそういう習慣はありません。逆に中国では、ドライバーと目を合わせると、あいつは止まると思われるので、運転するときは自分の進みたい方向の安全確認だけをするようにしています。


―因みにナンバープレートの値段はいくらするのですか?

車を増やさないための上海市の規制もあり、ナンバープレートは日本円で50〜60万もします。「上海」ナンバーの車は全て払っていることになります。しかし、「蘇州」ナンバーは4000元(約6万円)なので、上海人でも蘇州にいってプレートを買う人が少なくありません。


− そういえば、たまにナンバーが無い車が走っていますが、役所と関係があるのでしょうか?

ある人もいると思います。そういえば、日系企業は中国での設立時、中国の役所との話し合いでよく苦労しているようです。


−大石さんの考える役所との付き合い方を教えていただけますか?

そうですね、例えば一昔前、許可をもらうために賄賂の受け渡しなどが行われていたようですが、今は正攻法がベストです。役人も処分を恐れて賄賂を受けないことが多いみたいですしね。役所など必要書類を把握していないことが多く、各種許可が下りるには時間がかかると思いますが正攻法でいくことをお勧めします。なんといっても、相手を気持ちよくさせる会話を心がけることでよりスムーズに許可が下りると思います。


―それでは最後に、中国に進出しようとしている企業にアドバイスをお願いします。

アドバイスは人のアドバイスに頼りすぎないで、自分で勉強・調査をし見極める力を磨くことです。経営者コネクションも同じで、何をするにしてもメール・電話だけの繋がりは信用せず、実際にあって相手の人柄、仕事などを見極めることが必要です。特に中国人とは、言葉や文化の違いがありますので、それを埋めていくためにも「会う」ということは必要な作業だと思います。そうすれば現地との付き合いを上手く利用することができると思います。
あとは、「中国でリベンジできると思わないでほしい」ということです。中国なら成功できるだろうと安易に考えて来る人がいますが、その大部分が痛い目に遭って撤収しているのが現状です。


―どうもありがとうございました。


上海捷司拓汽車維修有限公司
総経理 大石恭士氏
上海市閔行区航南路280-284号
TEL: 021-64213660


<編集後記>
暴れん坊将軍の徳川吉宗で有名な、和歌山県出身の「大輔」です。最近は交通を取締りが厳しくなっているようです。交通警察が交差点によく立っているのですが、前日、友人が横断歩道を渡らず、道を横切ると10元の罰金をとられたそうです。それでも、警察に文句を言う人がいるのですが、そういう人たちは強制的に交通管理実務をさせられます。みなさん気をつけて下さい。(大輔)

日本人が中国に来てびっくりすることの1つに、車の運転の荒っぽさがあるのではないでしょうか。横断歩道でもスピードをほとんど緩めないし、車同士でも道を譲り合わずにクラクションを鳴らしまくっています。また、車側だけでなく歩行者のほうも、日本人から見るとすごく危なっかしい渡り方をします。こんなところで車を運転しようと思う日本人は普通いないだろうと思っていましたが、近頃増えているそうですね。勇気があるなあと感心してしまいます。でも、もし友達が車を買ったとしても、乗せてもらうのは遠慮したいですね(笑)


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