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SOKA 上海創価諮詢有限公司
副董事長兼副総経理 金 鋭 氏
http://www.soka.com.cn/



<前回の続き>
−中国の就職状況についてお聞きしたいのですが、中国では学生の就職活動にあまり政府が協力的ではないと感じるのですが、いかがですか?

そんなことはないですよ。政府も必死です。実際、新卒で未経験の学生をあれだけ大量に採用する社会というのは、世界各国を見ても日本だけです。なぜ新卒をあれほどたくさん採用するかというと、長期雇用と終身雇用という元々日本にあった仕組みの中で成り立った形なんですね。即戦力、経験者、能力のある人を採用するのが、欧米系の考え方です。日本と比較すると中国の就職支援が協力的ではないように感じるのでしょう。


−しかし、新卒の未就職率が高いというのはあまりいいことではありませんよね。

そうですね、実は中国政府もそれを気にしています。新卒が就職できないと、社会全体に不安が広がりますから。


−中国政府はそれに対して対策などを立てているのですか?

我々がやっている「青年研修基地」というのがその対策の1つです。昔、40〜50代の再就職を応援するプロジェクトがあったのですが、最近は10代〜20代の就職率がよくないので、彼らを政府と共に支援しています。若者が情報の少ない中で就職し、ミスマッチが溢れて転職が多い中で「経験がないから転職できない、転職しないから経験も積めない」という悪循環が起きています。そこで、政府が我々のような民間業務に委託し、新卒の学生、未経験の学生、大学受験に敗れた浪人生、ニートやフリーターなどを企業に派遣研究生として派遣するのです。給料や保険料は政府が負担し、研修派遣が終わったあとは、会社は採用しても採用しなくてもいいというプロジェクトで、それを我々の会社でも行っています。


−中国での日本人採用の現状についてはいかがですか?

以前は、日本人というだけでよかったのです。日本人は日本人を使ったほうが楽だという概念があったし、中国人の人材マーケットもまだ未成熟でした。
しかし、最近は日本語が堪能で優秀な中国人が育ってきました。そんな中でも、やはり日本人の方がいいだろうと言う業務は、日本人を使う事が多いようです。例えば、日本人顧客だけに対する営業や、日本人消費者の市場調査などです。ですから、日本人は語学に加えてプラスαの能力がないと中国人には勝てないという状況に変わってきたと言えます。実際、中国人の給料と日本人の給料の差が縮まってきており、逆転現象さえ起こりつつあるのです。


−では、新卒での就職はますます厳しくなりますね。先に日本で経験を積むべきですか?

そのほうがいいとは思います。ただし、自分のやりたい軸があれば「日本で働けばいいのか、中国で働くべきなのか」というのは明確になります。中国語を使って中国で仕事をしたいというのが軸ならば、中国で働いたほうがいいですし、これは自分で考えればいいことです。


−人材紹介会社としての将来の展望をお聞かせください。

人材紹介の枠組みで行くと、今より競争が激しくなると思います。1つは、競争相手の会社が増えたこと。2つ目は、採用の手段が増えたこと。3つ目は、手段が増えた事によって担当者そのものが効率的になったと言う事です。3つ目はどういうことかというと、会社が現地化をして人事担当者が中国人になると、自社にとって効率がよく、コストが安いものを選ぶようになります。すると、「この人材だったら新聞で募集したほうがいい、この人材だったら紹介会社に頼んだほうがいい」というのが明確になります。ですから、そのような中で会社としてより差別化できるもの、特徴化をしていかないと、上海という競争の場で勝つことは難しくなってきています。


−創価は上海の優良企業トップ10に選ばれていますが、他企業に負けないところはなんでしょうか?

人材紹介にショートカットはありません。我々は人を商売にしていますから「どれだけその人の立場に立ってものごとを考えられるか」ということ。要するに、コミュニケーションを非常に重視しています。例えば、もし自分が転職をしたいときに、極端なことを言うと「トイレはキレイか?弁当は出るのか?交通手段は便利なのか?社長はどんな人か?」など、たくさん気になることがありますよね。逆に、会社が人材を欲しいときも「鈴木さんってどんな人?どんな経歴?中国語はどれだけ話せるの?」など、こちらもたくさん気になることがあります。
このような、お互いが気になることをきちんと伝えるのが我々の仕事です。本当のベストマッチングというのは「本当にこういう人がほしい。本当にこういう仕事がしたい」というのを結びつけることです。


−ベストマッチングは難しそうですが、おもしろそうですね。

そのとおりです。難しいけど、とってもおもしろいですよ。人の人生を左右する仕事をやっていますから。理想的な話をすれば、本当にみんながベストマッチングできれば、絶対社会もよくなるし、会社もよくなるし、その人の人生も変わると思っています。ただ、言葉で言うのは簡単ですが、実行レベルでど