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Shanghai e-Technology Co.,Ltd. (上海億科軟件技術有限公司)   http://www.shanghai-etech.com.cn/
総経理 清水 曉氏
コンサルティング営業部長 藤間 太郎氏

「そこに物がある限り、物流業界は不滅です」


<前回の続き>

―清水さんの経歴について教えてください。

(清水)
大学を卒業後、日本通運に入社した当初は輸出部門で営業に携わっていました。当時のオフィスには今のようにコンピューターなどはほとんど無く、輸出入手配に関わる作業はアナログな作業がほとんどでした。タイプライターが普通に使われている時代で、ファックスやコピーも今ほど配備されていませんでしたね(笑)。

入社2年目くらいで、「システム関係の仕事をやらないか?」という話をいただいて以来、経理部門にいた時期を除いて20年間近くシステム関係の仕事(EDI関連対応、プログラマー、SE、社内コンサルティングなど)に携わりました。その際、主に船の輸出入手配・保税倉庫関係・経理関係・海外引越・内航のシステム開発などから、様々な業務を幅広く経験することができました。その後、1年間の内航の営業を経て2006年10月に「Shanghai e-Tech」の二代目総経理として上海に出向してきました。


―中国で生活していて驚いたことなどはありますか?

(清水)
「単位いくら」という考えがあることですね。日本ではマンションというと「一部屋で2000万円・3000万円」という感じですが、中国だと「1uあたりいくら」という計算なんですよね。賃貸でも「1uあたり一日いくら」とか(笑)。スーパーでもその場で量り売りをしていますし。

あとは、サラリーマンがカバンを持っていないことに驚きました。日本のサラリーマンは必ずと言っていいほどカバンを持っていますが、中国のサラリーマンは手ぶらで出退勤している人がほとんどです。ずっと日本で働いていたので、最初に見た時は相当な違和感を覚えました。


―中国進出を目指す企業にアドバイスなどをお願いします。

(清水)
日本人は中国の方に対して、あまり良くないイメージを持っている人が少なくないのではないでしょうか。もし、そういう方がいらっしゃるならば、そういった先入観を持たずに、まずは実際に中国に来て、体験して、自分で感じてから判断してほしいと思います。そうすれば、大半の人は考え方が変わると思います。

あと、日本からの出向者は少なめにするべきです。出向者が多いとそれだけコストがかかりますし、何より中国には優秀な人材がたくさんいます。実際、弊社の出向者は私だけですが、きちんと業務が成り立っています。


―留学生に一言お願いします。

(清水)
日本人の性格上、やはり日本人同士で行動をとる人が多いように感じます。せっかくお金と時間をかけて留学しているのですから、積極的に現地の人とコミュニケーションをとり、現地にあるものに触れてほしいと思います。勉強して、交流して、いい意味で遊んで、と色々な経験をしてほしいですね。


―物流業の魅力とはなんですか?

(清水)
まず言えるのが、「物流の仕事は絶対になくならない」ということです。生産地から消費者の下へ、旧宅から新居へなど、物を動かす必要がある限り物流の仕事は存在し続けます。そして、全世界を相手に業務を展開でき、倉庫の管理や荷物の搬入搬出、飛行機・船・トラックによる輸送、その裏に必ず存在するシステム開発、と業務内容が非常に幅広く面白い仕事だと思います。

また、お客様と密にコミュニケーションを取りつつ業務を進めることが多く、いかにお客様からの信頼を得るかが重要です。そういった意味で、自分の実力と経験が必要で、非常にやりがいのある仕事です。ですから、学生の方々に物流業の面白さを知り、興味を持っていただきたいですね。


―ありがとうございました。



今回の取材では、清水氏のご好意により、e-Techに勤務する3人の中国人役員の方とお話しする場を設けていただきました。以下の記事は、その一部を抜粋したものです。

陳炎:無錫出身。学生時代、建築学を専攻し、日本で耐震設計業務に従事。2001年e-Tech設立時に入社。

魯艶:上海出身。大学時代に日本語を専攻。上海にある日系の広告代理店に2年間勤務した後、京都に研究生として1年間留学。2001年e-Tech設立時に入社。

洪瑛:上海出身。上海で3年間の実務を経験し、恩師の紹介により日本へ。東京で5年間勤務した後、カナダでも5年間勤務。2002年e-Techに入社。


―洪さんは三カ国での実務経験がお有りですが、違いなどはありますか?

(洪)
まず顔が違いますね(笑)。
あとは社員管理の面ですね。日系企業はタイムカードなどを使って社員を管理しているところが多いですが、欧米系の企業はもっと自由な感じです。例えば、奥さんの具合が悪いから、週末に旅行に行くから、と欠勤報告が電話一本でした。もちろん与えられた仕事は責任を持ってやり遂げます。ですから、そこまで厳しい管理をしなくても、会社は成り立つのではないかと思います。


―魯さんは日本への留学経験がありますが、学校生活のなかで日中の違いはありましたか?

(魯)
学部生と研究生の違いもあったのですが、中国の大学のほうが1つ1つのクラスという感覚が強いですね。中国の学生はみんな寮に住んでいるので、勉強の時も遊びの時も一緒に行動します。一方日本では、寮に泊まる人は少なく研究室の中で会うだけといった感じでした。


―日本では年功序列の文化が根強いですが、どう思われますか?

(洪)
確かに日本に勤めていた頃、新入社員が宴会の席で酒を飲まされる光景をよく見かけましたね。職場でも、上司と部下の関係がはっきりしていると感じました。上司は何かあったときは責任を取りますし、部下は上司に従っていました。逆に欧米系の企業では、何かあったら個々の責任という感じでした。

(陳)
元々の思想が違うんだと思います。企業に入ってからだけではなく、日本には学生のときからそういう文化があるじゃないですか。部活やサークルの先輩後輩関係、などといった影響もあるのではないかと思います。


―好きな日本の食べ物は何ですか?

(魯)
納豆も刺身もお寿司も、何でも好きですよ。

(陳)
私は日本の居酒屋が大好きですね。一品一品の量が少なくて値段が安いので、「ちょっと一杯」という時にはよく行っていました。「サバの塩焼き」とかいいじゃないですか(笑)。中国には日本の居酒屋のような店があまり無いので、ぜひ取り入れてほしい日本の文化の一つです。


―ありがとうございました。



Shanghai e-Technology Co.,Ltd. (上海億科軟件技術有限公司)   http://www.shanghai-etech.com.cn/
総経理 清水 曉氏


住所:上海市浦東新区福山路500号 城建国際中心6F
電話:(86-21)5081-0022
FAX:(86-21)5820-6237

アポ:星譲自
取材:星譲自
執筆:嶋田恒平
同行:付赫

<編集後記>
引越しや倉庫内作業など物流関連のアルバイト経験があったこともあってか、今回の取材は非常に興味深くて面白かったです。物を運ぶという単純作業の裏に隠れた綿密なシステム、物がある限り無くなることがない業務、自分の想像していた以上に奥が深い業界なんだと感じました。(嶋田恒平)

今回の取材で、いつも何気なく使っている宅配便や引越しなど、いろんなことが物流と関係していて、自分達の生活に密接に関係しているんだな、と再度気づかされました。そういう裏側の仕事を知っていくこともこれからの時代には必要かな、と感じました。(星譲自)

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