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Shanghai e-Technology Co.,Ltd. (上海億科軟件技術有限公司)   http://www.shanghai-etech.com.cn/
総経理 清水 曉氏
コンサルティング営業部長 藤間 太郎氏

「そこに物がある限り、物流業界は不滅です」


<今回の企業>
筋骨隆々の男たちが、ひたすら物を運んでいると思われがちな物流業界。しかし大手物流企業の場合、大小様々な大量の荷物を取り扱う場合、ただ単に物を運ぶだけでは務まらない。より多くの荷物をいかにスムーズに、そして安全に運送できるかが問われてくる。それを可能にする物流システムの開発を主要業務としているのが日本通運が100%出資で設立した子会社「Shanghai e-Technology(以下e-Tech)」だ。今回は、e-Tech総経理の清水氏と同社コンサルティング営業部長の藤間氏に、物流業界の隠れた素顔を存分に語っていただいた。

―よろしくお願いします。

(清水)
まずは弊社コンサル営業部部長、藤間から、会社概要について一通りご説明いたします。

(藤間)
弊社には、システム開発部、コンサルティング営業部、BPO(Business Process Outsourcing)部があります。

システム開発部の主な業務は、物流に関するシステムの開発で、メインは日本からの依頼です。また、「保守」と言って、システムにトラブルが生じた際にヘルプデスクという形で、電話やメールの対応も行っております。

BPO部は、主に日本通運の輸出入手配に関わるデータの入力を主体として、各種ドキュメントなどの作成代行業務も行っています。

コンサルティング営業部は、主に上海の日系企業様に対して、弊社パッケージ商品の販売や、市場調査を通しての情報提供、展示会やセミナーなどの準備サポートなどをしています。また、上海進出を目指す企業様に対して、会社設立のお手伝い、物流視察団などのアレンジ、オフイス設営のサポートなど、幅広い業務に取り組んでいます。

(清水)
BPO部では、時差を利用して欧州からのBPO処理業務も受託しています。弊社は2001年4月に設立し、現在では約190名の従業員が在籍するまでになりました。日本人は全部で4人で、日本からの出向者は小職一人だけです。各部門の人数は、開発部65名、BPO部115名、営業部5名、総務5名の内訳となっています。


―システム開発部では、どのようなシステムを作っているのですか?

(藤間)
分かりやすいものだと、倉庫の荷物を出し入れする際のスキャニング管理システム、GPSを使った配送車のルート確認やコントロールなどをするシステム、荷物の現在状況を把握するカーゴトレースシステムなどです。最近では、愛知万博の場内物流の管理・コントロールシステムの実績が認められました。

また物流に限らず、様々なシステム開発にも力を注いでいます。代表的なものが、実際に弊社でも利用している『指紋ID認証出退勤管理システム』です。これは、出退勤の際にタイムカードを利用する代わりに専用の機械で指紋を取り、その情報をパソコンに転送して管理できるシステムです。入退室の管理も出来ますし、指紋認証なので出退勤時間を偽るなどの不正行為もできません。社員が多いと、総務でタイムカードの情報を処理するのに大変な労力がかかってしまいますが、このシステムだと統計ボタンを押すだけです。

(清水)
この指紋IDは、入室におけるドアの開閉とも連動しているので、セキュリティ機能も持ち合わせています。


―BPO部の業務であるデータの入力やドキュメントなどの作成代行サービスを始められたきっかけを教えてください。

(清水)
日本のバックオフィスという発想の元に、日本側営業の事務処理の仕事を肩代わりしています。お客様には、そこからできた空き時間を利用して、ビジネスの拡大に繋がる創造的な業務をやっていただくためです。

(藤間)
また、見積書や契約書などの作成を弊社に依頼することによって、クライアント企業様の仕事を減らすことができます。


―実際の場面での、入力ミスなどの問題は起こらないのですか?

(藤間)
BPO部では業務ごとに5名くらいのグループに分かれていて、リーダーが仕事量を見ながら、メンバーに割り振っていきます。完成したデータはドキュメントで、専門の品質管理チームに送られて、入力ミスが無いかなどのデータの中身のチェックをします。その後、フィニッシュレポートという最終チェックを経てお客様に提出します。

入力ミスが多いとペナルティが課せられ、逆に処理件数が多いと報奨金が入ります。また、毎月成績ランキングを出したり、グループ賞などを設け、品質や仲間意識の向上を図っています。


―日本からのデータ入力や、ドキュメント作成業務をするに当たり、円滑に仕事を進めるための工夫はございますか?

(清水)
BPO部の社員は、日本の暦で動いています。中国の春節や国慶節などの休日は出勤して、日本の祝日が休みになっています。

(藤間)
また、BPO部の社員は日本語検定の1級・2級の資格を取得している人間が6割以上を占めており、日本からの依頼には日本語で対応しています。そして二交代制のシフトにすることで、残業が多い日本の社員の方からの依頼にリアルタイムで対応できるようにしています。

最近は、オランダやベルギーからの依頼も増えてきていています。今後はアメリカからの依頼にも対応していく予定なので、将来的には深夜を含めた三交代制のシフトになっていくかもしれません。



―社員教育はどのように行っているのですか?

(藤間)
新入社員はまず、物流・貿易に関する2週間の集中トレーニングを受講します。また、社内で定期的に日本語セミナーなども実施しています。 幹部候補の社員には、日本への海外研修制度もあります。これは、実際の物流現場を見ることでシステム開発をやりやすくするためです。また、現場の責任者と顔を合わせておくことも、以後の日中間でのやり取りが円滑に進める上で非常に大切になってきます。他にも、優秀な人材獲得のため、IQテスト及びe-Tech独自の入社試験、講演会や学生の実習など大学との共同事業も行っています。


―日本と中国の物流サービスに違いはありますか?

(清水)
物を運ぶこと自体は大きな違いはありません。ただ安全面に関して、まだまだ意識の差があると思います。例えば、日本の倉庫内で作業をする際には、ヘルメットと安全帯の着用が徹底されていて、時には安全靴まで履くことがあります。こういった点は、日本的感覚からみると、これからの課題といえるでしょう。

<次号へ続く>


Shanghai e-Technology Co.,Ltd. (上海億科軟件技術有限公司)   http://www.shanghai-etech.com.cn/
総経理 清水 曉氏


住所:上海市浦東新区福山路500号 城建国際中心6F
電話:(86-21)5081-0022
FAX:(86-21)5820-6237

アポ:星譲自
取材:星譲自
執筆:嶋田恒平
同行:付赫


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