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日中友好SNS 紅橋
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http://honyaku.yahoo.co.jp/

紅橋株式会社(ホンチャオ株式会社)  
http://www.hongqiao.co.jp
代表取締役社長 北山秀輝氏

「真正面から中国と向き合い、理解しようという姿勢が問われる時代」


<前回の続き>

―御社の事業概要をお願いします。

「紅橋(ホンチャオ)SNS」の企画運営と、「日中架け橋人材紹介業」を主要事業としています。


―世間にはmixiを始め多くのSNSがありますが、紅橋SNSの特徴を教えてください。

登録ユーザーの特徴としましては、中国通の日本人や、日本通の中国人が多いことです。また、日本国内だけでなく、中国在住の方にも登録していただいており、ワールドワイドなSNSとなっています。日中ビジネスに取り組んでおられる方も比較的多く、登録者間での情報交換等がとても盛んです。

機能やサービスの特徴では、中国語の読み書きに対応していることが挙げられます。加えて、紅橋SNS内には「中国映画」、「中国音楽」、「日本語学習」、「ビジネスアイデア思いつき」、「羊肉串」など各種コミュニティもあり、オフ会なども頻繁に開催されています。ここにしかない話題や仲間がいます。今後は紅橋SNSで、「輝いている日中架け橋専門家」を取り上げ、今後の日中交流を益々盛り上げていきたいですね。

お陰様で現在は「30万PV/月、登録ユーザー約1100名」を突破しました。 


―では、「日中架け橋人材紹介業」についてですが、企業が求めている人材の傾向はどのようなものでしょうか?

最近は、日本人中国人を問わず、両国の文化と言語の両方に精通している管理職や専門家の需要が高いです。

特に、日中それぞれの慣習や考え方を理解した「バランス感覚の優れたマネジメント人財」は引く手数多な状況です。例えば、「残業」や「報告・連絡・相談(ホウレンソウ)」といった仕事の価値観への理解は、なかなか一朝一夕で養われるものではありませんからね。

また、ほとんどの企業は、中国に進出後の長期的な計画をもっています。そんな中、数年ですぐに転職しそうな人材ではなく、自社に長期的に貢献してくれるような人材を重視しています。真正面から中国と向き合い、理解しようという姿勢が評価されるでしょう。


―これまでの会社経営で、一番の困難な時期、難しかった事業等を教えてください。

紅橋SNSの立ち上げは非常に難しかったですね。0からどうやって登録者数を増やしていくかということには、相当頭を悩ませました。SNSは、ほぼ24時間つきっきりで管理しないといけませんしね。現在は登録者数もある程度伸び、勢いがつきつつあります。

人材紹介業に関しましても、当初は弊社に全く実績が無い状態でしたので、特に大手企業からは門前払いで相手にされませんでした。しかし、中には弊社のビジョンに共感していただける企業もいらっしゃり、現在は大手のお客様とも取引をさせていただいています。


―経営者として社員を引っ張っていく際に大事にしていることはどのようなことですか。

一言で言えば「パートナーになる」ということを心がけています。長期的に見て、その人にメリットを提供すること、その人が輝けるようにwinwinな関係を築くこと、などを信条としています。


―御社の求める社員像、「面接で重視するポイントはズバリここ!」を教えてください。

私は会社を経営していく上で、「何をやるかより、誰とやるか」という点を重視しています。ですから、人材採用には特に力を入れています。こう言えば、「北山は学歴も経歴もある優秀な人材ばかり採るんだろう」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、私はむしろ人材の持つ目力、表情、肌のつやなどに注意します。人間というのは、日頃考えていることや、行動していることが外見ににじみ出てくるものです。だから、会って3,4秒で、「この人は素敵な人だ」とか、「この人は危ない」とかを自分なりに見極めます。

もう一点大事なことは、「何かやり遂げたい面白い発想」を持っているかどうかです。単にお金を儲けたいというだけの人間は、本当の意味で人間を動かすことができません。何かやりたい面白い夢があってこそ、周りを引き付けたり、協力を得ることができます。


―今後の御社の発展計画を教えてください。

今年は事業基盤を整え、来年は上海に進出したいと考えています。また、10年くらいかかるかもしれませんが、「日中のエグゼクティブ(管理職)紹介分野」でナンバーワンになります。


―北山さんの週末の過ごし方を教えてください。

週末には、二胡、三味線を稽古中です。一人で「日本と中国両方の伝統楽器」を使いこなせるんですよ。三味線に関しては、日本文化を世界に伝えたいという思いも強いですね。


―愛読書のご紹介をお願いします。

京セラの稲盛和夫氏の『心を高める、経営を伸ばす』は、経営者のあるべき姿が分かりやすく書かれており、非常に勉強になります。また、地球を自転車で一周した坂本達さん著の『ほった!』という本もお勧めです。坂本さんは、本の印税で、「お世話になった村に井戸を掘る」というプロジェクトをされていて、とてもロマン溢れる話ですよ。


―尊敬する人物を教えてください。

まず、NPO団体「日中国会議員書画展実行委員会」の朱元曽さん、そして「ソフトブレーン株式会社」の宋文洲さんです。お二人に共通するのは、中国から日本に来られて理念とロマンを持って成功していることです。その苦労や努力を想像すると、尊敬の念を覚えずにはいられません。


―企業人事の方へ向けて、日中人材採用に関してのアドバイスをお願いします。

日本企業の多くは、まだまだ日本文化や日本的価値観に固執しすぎる傾向があります。相手国(中国)の文化や、考え方の違いを許容せずにビジネスを展開しようとしても、人材の力を100%出し切れないし、優秀な人材を採用できません。

また、日本スタイルの人事にこだわる「旧態依然の企業」は、既に人材を有効活用している「革新型企業」に勝つのは難しいと思います。今後の日中ビジネスにおいて、人材獲得、人材教育はキーポイントと言って過言ではないでしょう。

蛇足ではありますが、私は『月刊人事マネジメント(注1)』にて、日中人材に関して連載記事を書いております。連載の中で、成功事例・失敗事例に対する分析と解決法を述べています。日中人材にお悩みの企業様のご参考になるかと思います。

注1:『月刊人事マネジメント』
http://www.busi-pub.com/
「ここが変だよNIPPONのJINJI」コーナーにて連載掲載中。
創刊15年、発行部数約一万部。全国の人事及び経営者が購読。上場企業の約半数が購読。


―日中人材を目指す学生へのアドバイスをお願いします。

最近は日中人材になることを目指す学生も増えてきていると思いますが、学生の場合、“逃げ”の選択肢として中国留学を選択する学生がいるのも事実です。中国語さえ話せれば日中人材になれるわけではありません。中国語が話せなくても、しっかりとした目的と実力を兼ね備えていれば、立派な日中人材になれるでしょう。

語学学習は目的ではなく手段ですので、「長期的に見て日中間で何をしたいか」という目的設定を大事にしていってほしいですね。私は中国の大学に留学し、中国人の大学生が大変熱心に勉強していたり、将来や仕事について熱心に議論しているのを見て、日本の大学生である自らが恥ずかしくなりました。

今のような状況が続いてしまうと、グローバル人材として、日本の大学生が中国の大学生と勝負をしたときに勝てるのでしょうか?隣の国では、目的を持って熱心に勉強している学生がいることを念頭に置き、勉強やその他活動に時間を投資していってほしいです。

最後に、人にもいいところと悪いところがありますが、国も同じです。偏った観点から見て悪いと決めつけるのではなく、様々な視点から物事を捉える能力を身につけることも必要になってくるでしょう。みなさんのご活躍を応援しています。


―ありがとうございました。


紅橋株式会社(ホンチャオ株式会社)  
http://www.hongqiao.co.jp
代表取締役社長 北山秀輝氏

住所:〒160-0022 東京都新宿区新宿5-17-6花園ビル1F
Tel:(0081)03-5942-6776
Fax:(0081)03-5287-5630

<取材後記>
「北山さんとやっと会えた!」そんな気分でした。僕は06年の9月から、北山さんと連絡を取らせてもらっていて、いつか取材したいと思っていたのが今回叶いました。北山さんの落ち着いた話ぶりからは想像できないほど数多くの刺激的な経験をされており、取材中は何度も爆笑させていただきました(笑)。僕たち日本人留学生も、将来の「日中間の架け橋」の卵です。語学の勉強だけではなく、文化や歴史背景まで幅広く学び、真の国際交流をしていきたいです。お忙しい中、お時間いただきありがとうございました。(藤岡耕三)

<読者アンケート募集>
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1、 取材してほしい具体的な企業名、興味のある業種(ex.株式会社○○、アパレル関係など)
2、 記事の質問事項について(ex.面白くない質問内容、聞いてみたい質問事項など)
3、 企業の取材記事以外に知りたい情報(ex.留学情報、中国人学生の就職状況、など)

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『RINKOKU』では、新規メンバーを大募集中です!

今期のRINKOKUのテーマは「責任、成長、創出」です。
意識の高い仲間と切磋琢磨し、刺激的な留学生活を送りませんか?

上海に留学している向上心のかたまりのようなあなた、ぜひ一度RINKOKUを見学しに来てください。

* 学業を優先させて活動していただいて構いません。
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*参加ご希望の方はkozo-fujioka@hotmail.com(代表 藤岡)までご連絡ください。
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興味のある方はお早めに奮ってご応募ください。
メンバー一同、皆様とお会いできることを楽しみにしています。

<お知らせ>
メルマガ『RINKOKU』で相互紹介・PRを希望されるメルマガ、HP、団体などを募集しています。ご希望の方はshimadakohei430@yahoo.co.jp (嶋田)までご連絡ください。

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「RINKOKUを運営している学生ってどんな学生?どんな夢や目標を持って活動しているの?もっとメンバーの素顔が知りたい!」といった読者の皆様のご要望にお応えし、この度RINKOKUではブログを開設し、各メンバーの思いを日記として公開することにしました。日本語版ブログでは主に日本人メンバーが、中国語版ブログでは主に中国人メンバーが書き込んでいます。ぜひ一度ご覧ください。

・ 日本語版ブログ「RINKOKUリレー日記」:http://blog.goo.ne.jp/rinkoku
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・RINKOKU@日中ビジネス特化SMS「紅橋」:http://www.hongqiao.bz/?m=pc&a=page_c_home&target_c_commu_id=50
・「紅橋」SNSへの登録:http://www.snsnavi.jp/list/2006/07/post_141.php

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