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七維伝媒有限公司 (英語社名:Seven Media、日本語社名:セブンメディア)(2/2)  
http://www.sevenmedia.cn/index.htm
CEO 李権錫(Tony Lee)氏

「メディアは進化し続ける」


<前回の続き>

―御社のユニークな屋外媒体について、どのように企画から実行にまで移していらっしゃいますか?

毎週金曜日に会議を開いて、社員のアイデアを持ち寄っています。その際に出たアイデアをメディア開発部で分析をします。弊社の飛行船「Altair」を例で説明しますと、以前中国で飛行船を用いた広告モデルを採用した企業が失敗したケースがあるんです。しかし、弊社で社員が「面白そう、カッコイイ」と言い出したことから分析、調査が始まりました。その結果、利益が出なかった原因を解決できると判断したため、今回その企業を買収し、飛行船媒体の実現に漕ぎ着けたのです。


―もし僕が愛のメッセージを広告船「VEGA」に載せるとしたら、広告掲載費はいくらぐらい必要になりますか?

まず、その愛が本当かどうか確かめますね(笑)。弊社はこのような、人を喜ばすという事業において利益はあまり考えない方針です。現状ではクリスマスやバレンタインデーなど特別な日でしか実行できていません。将来的に携帯電話などの端末を用いて実現できるように試作段階中です。


―御社はどのような人材を求めていますか?また、従業員を教育していく上で何か特別なことはやっていますか?

努力し続ける人、創造力が豊かな人、吸収力がある人ですかね。弊社で行っているマーケティング事業は、ほとんど新しいものなので、とにかく白紙のような人間であればあるほどよいです。学校で学ぶことは大事だと思いますけど、卒業証書という肩書きはさほど重要ではないと私は考えます。社員の中には高校卒業程度の方もいるかもしれないですね。

弊社は社員教育にはとても力を入れています。まずは各部署内でのトレーニングを始めとし、三ヶ月に一度社員全体でのトレーニングも行っております。また社員を外部のセミナーに積極的に参加させたりしていますよ。また、社員教育と併せて、「朝食の無料配布」を始めとした福利厚生の充実も図っています。


―セブンメディアとしての将来の展望をお聞かせください。

まずは中国で一番の総合マーケティング会社を目指す。我々の指す一番というのは利益ではなくクライアントの間や消費者に広く知ってもらうための知名度です。 そして、最終的にはアジア全域をリンクさせる総合マーケティング会社を目指しています。クライアントが世界中に事業展開しているため、我々も共に国と国を「integrate(統合)」できるマーケティング会社にしていきたいですね。それが真の「Integrate(統合)マーケティング」 ではないでしょうか。


―今後、上海の広告業界はどのようになっていくとお考えですか?

私が思うに、これから制度が整備されてくるのではないでしょうか。これまで、中国において広告の歴史は浅く、農村部においては屋外媒体を作れば作るほど利益になるという、まさに無法地帯でした。中国政府による広告規制制度が完全に整っていない今は、広告業界にとって更なる事業展開のチャンスであるかもしれませんね。しかし、ただ単に利益を追求するのではなく、人のことを考えて、人の役立つ広告を創り出すという想いは絶えず心がけるようにしています。


―前回のインタビューで、「日本は商業的なイメージが先行しており、文化的にも社会的にも良いものをたくさん持っているにも関わらず、海外に対してうまく活用できていないのが事実」と、お話いただきましたが、そういう状況を打破するためには日本は具体的にどのような活動をするべきとお考えですか?

弊社も上海の企業と慈善活動を行いましたが、ギャラや事務所の問題のせいか、日本人の芸能人が参加されませんでした。ですが、大事なのはそういったものを抜きにして人を救う、助け合う精神だと思います。このような草の根の活動をすることによって、日本の印象が上がり、長い目で見たときに利益に繋がると考えます。日本は素晴らしい独自の文化が存在すると思うので、その文化をお互いに知らせることに重点をおき、日本人は日本人にしか出来ないことを考えて実行するべきです。また、企業はもっとチャリティー活動を行い、現地政府のイメージアップを図るべきではないでしょうか。実際、弊社は年に一度チャリティーコンサート(SMG)を開き、社会貢献しております。


―日中韓英と四ヶ国語に精通しているトニー・リーCEOにとって、語学とは?

語学は「学」でない。ハートで学ぶものである。例えば、子供は頭では考えずに、ハート(感情)で動いています。語学を身につけたければ、机上の勉強も大事ですが、現地人に心を開くことが最も大事です。ちなみに、私は日本語を学ぶにあたってマンガをよく読みましたね。愛読書としては「こちら亀有公園前派出所」「バガボンド」などです。特に「こちら亀有公園前派出所」は日本の流行や文化を知る際、すばらしい教科書になりました(笑)。


―最後に、トニーさんにとって「広告」とは、ずばり!!

広告はもともと「広く告知する」という意味ですが、時代は変わって現在の広告というのは企業と人とのコミュニケーションすなわち会話の一つですね。大勢の一般消費者とクライアントの会話の橋渡し、それが我々の総合マーケティングだと考えます。


―ありがとうございました。


七維伝媒有限公司 (英語社名:Seven Media、日本語社名:セブンメディア)   http://www.sevenmedia.cn/index.htm
CEO 李権錫(Tony Lee)氏

中国上海市威海路567号晶採世紀大廈7楼
電話:(86)21−6288―5777
FAX:(86)21−6288−8138

取材:稲留慶司
執筆:稲留慶司
同行:松村伸幸、星譲自、東雲智鈴


<取材後記>
インタビュー兼執筆をさせていただきましたケイジです。私自身将来の向かう先を広告、マーケティング業界と定めており、将来に向けてとてもいい勉強になりました。しかもインターンの面接を受けることができ、このような機会を創出しくれたトニー氏、RINKOKU含め、皆様に感謝しています。取材に関しては、トニー氏の『広告とは会話である』という言葉が私の広告業界に対する概念を変えてくれましたね。そのようなことを含め、今後の野望としては、学生のうちに、上海で「学生と企業のコミュニケーションツール」を開拓していけたらと考えています。ご期待アレ!(ケイジ)

セブンメディアの日、中、韓、米、英、と多国籍で、さまざまなバックグランドや文化的背景をもつ社員による構成は、刺激的なアイデアを生み出し、トニーさんの抱く「アジア広告業界でナンバーワンを目指す」大志を着実に実現させている、と今回のインタビューを通して感じました。それにしても、トニーさんは日中韓英と四ヵ国語に精通していて、すごいです。(東雲智鈴)

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